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2004年2月

2004.02.23

「情報のライフサイクル管理」に注目

DC Data Communication紙(電波新聞社刊)の2004年2月23日(月曜日)第816号の第一面のトップに興味深い記事が載っている。「「情報のライフサイクル管理」に注目」の記事だ。

これは「情報の重要度や使用頻度に応じてデータを格納するストレージを使い分ける」、という考え方なんだそうだ。この場合、前提となっているのは、もちろん電子媒体の情報である。

記事によると、企業に日々蓄積されるデータ量は右肩上がりに増えているのに伴い、データを蓄積するストレージ(外部記憶装置)の容量も伸びてきているが、情報の重要度に関係なく、データの蓄積を行っている企業が多い。そこで、「情報のライフサイクル管理」によって情報の重要度や使用頻度に応じて、格納するストレージを使い分けてデータ管理とストレージ管理を両立させる考え方が注目されている、というものだ。

これまでは、使用頻度の高いデータはディスクに収め、使用頻度が低く長期保存が必要なデータはテープに収めることにしている。そうではなくて、「情報が作られてから破棄されるまでの間に、その情報に求められる閲覧頻度や重要性などに応じて、データを格納するストレージを変えていく」方法が提案されている。これが情報ライフサイクル管理、なのだそうだ。これはある情報が、できたばかりで閲覧頻度が高い時には高速のストレージに収め、時間が経つにつれて、低速のストレージに収めていく、と言える。

なるほど、閲覧頻度から割り出したライフサイクル、というわけだ。最後、全部廃棄なのか永久保存なのかはわからないが、必要な電子情報の管理方法にはこういうやり方もあったのか、と改めて感心した。

でも、記録管理の方面で言うライフサイクルとは、ずいぶん違うなぁ、というのが正直なところだ。「アーカイブ」という言葉もそうだが、記録管理とコンピュータには似たような部分があるということも言えそうだ。その分、話がややこしくなったりもするのだが。

2004.02.16

デジタルアーカイブと東洋学

『デジタルアーカイブと東洋学』という講演会が開かれる。内容は、以下だ。

↓ここから
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┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓
┃デ┃ジ┃タ┃ル┃ア┃ー┃カ┃イ┃ブ┃と┃東┃洋┃学┃
┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛
~真の活用を目指して~

◆日時:2004年3月20日(土)13時30分より
◆会場:花園大学 自適館202教室
  ・アクセス http://www.hanazono.ac.jp/access/map1.html
  ・マップ http://www.hanazono.ac.jp/annai/equipment/
◆講師:陳弱水(東京大学教授・台湾中央研究院研究員)
◆内容:13:30~15:30 講演(中国語・通訳つき)
16:00~17:00 質疑応答
◆入場無料 ただし非会員の方には資料代として500円申し受けます。
◆要申し込み

※ 近年、日本でもデジタルアーカイブが国家戦略として位置づけら
れていますが、先駆的な業績をあげてきた台湾中央研究院の漢籍
電子文献が、どのような政治力学や学術的パースペクティブのも
とに立ち上げられたのか、陳弱水氏に講演していただきます。
※ 参考「中央研究院歴史語言研究所漢籍全文自動化計画の発展、現
状、未来」(『漢字文献情報処理研究』第2号、PDFが公開されて
います:http://www.jaet.gr.jp/jj/2.html)
※ 講演会終了後、懇親会を開催します。
18:00より花園会館 花ごころにて。会費:6000円、院生:4000円。
※ 詳細は、以下のWebページをご参照ください。
http://www.jaet.gr.jp/meeting.html#2004s
----------------------------
↑ここまで

「デジタルアーカイブ」とあるので、記録管理方面なのかと思ったら、そうではなくて、電子化したテキストの問題についての講演会だった。中国では、資料の電子化に熱心で、主なものは電子化してしまったと聞いている。それについての、講演会なのだが、ちょっと紛らわしくもある。

「アーカイブ」自体に「保存する」という意味合いがあるので、話がややこしくなる。

ところで、資料を電子化すると行っても、大きな壁が存在する。それは、文字の表示の問題だ。すでに言い古されていることだが、これについてどのような解決法をとったのかが示されるなら、貴重な事例報告となるようにも思われる。

2004.02.07

文書基本法

日本のアーキビストweb版の方には、書誌事項だけを掲載したのだが、朝日新聞2004年2月7日朝刊に小川千代子氏の提言が「基本法作り行政の監視を」と題されて掲載されている。要旨は、文書基本法を制定して、公文書を適切に保存、公開していくべきだ、というものだ。

小川氏年来の主張が簡潔に述べられている。この主張については、日本のアーキビストweb版の資料集でみられる。公文書公開自体、何かばたばたと進められた観もある。手順からいえば、公文書全体をどう扱うか、を定めてから、国立公文書館へ文書を移管するようにした方がよかったように思うのだが、実際はそう行かなかった。そのため、残されるべき文書が大量に廃棄された可能性が捨てきれないようだ。

このことは、文書関係者の危惧するところであったが、どうやら現実のものとなってしまったようである。それをふまえての小川氏の発言だ。

文書館自体あまり知られていないので、小川氏の主張が新聞に取り上げられたことは、それだけで意義のあることだ。また小川氏のこの主張は小泉首相の施政方針演説への反響でもある。小川氏の具体的な主張に比べると、施政方針演説は提言だけ、とも言えそうだ。もしそうだとしたら残念なことだ。その提言を実現する方向で、具体的な作業に入ってもらいたいものだ。

2004.02.03

「デジタル時代における映像コンテンツの活用と保存」

立命館大学で「特許庁プロジェクト公開シンポジウム「デジタル時代における映像コンテンツの活用と保存」」が開かれる。

■日時 2004年2月28日(土) 13:00~17:30(18:00~交流会)
■会場 立命館大学 衣笠キャンパス 創思館カンファレンスホール

詳しくは立命館大学のサイトでご覧下さい。

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