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2008.09.08

日本アーカイブズ学会2008年度 第1回研究集会

テーマ:デジタル情報技術が拓くアーカイブズの可能性

日時:2008年10月4日(土)14:00~17:00(受付13:30~)
会場:学習院大学南3号館104教室
参加費:資料代500円
申込み:事前申込不要。当日直接会場にお越しください。
問合せ:office@jsas.info

【概要】

<報告>

1.アジア歴史資料センターから見たデジタル・アーカイブズの現在と展望

平野宗明(代表)、相原佳之、石田徹、蔵原大、黒木信頼、中村元、牧野元紀(国立公文書館 アジア歴史資料センター調査員)

2.「デジタルアーカイブ」と記録資料―"正倉院文書データベース"と近代史料のデジタル化を通して―

  後藤真(花園大学文学部文化遺産学科 専任講師)

<コメント>

コメンテーター:岡本真(ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)編集長)

        近藤靖之(株式会社DNP年史センター)

<企画趣旨>

「デジタルアーカイブズ」という言葉が氾濫している。しかし「デジタルアーカイブズ」とは何か?ある人々は歴史的に貴重な資料をデジタル化して利用に提供するという意味でこの言葉を使用する一方、またある人々はウェブ上の資料を収集してデジタルコンテンツ化するという意味でこの言葉を用いる。この言葉が意味するものはあいまいであり、論者によっては全く異なることを意味していると思われることも多い。このような状況に接するにつけて、アーカイブズ学に関心を寄せるわたくしたちの多くは、学術的にこの言葉を吟味して、定義する必要性を痛切に感じている。日本アーカイブズ学会では、過去から伝えられた貴重な遺産であるアーカイブズと、「デジタルアーカイブズ」の関係をどのように把握すべきか、あえていうならば、ひとつの重大な知的挑戦を受けているともいえる。

しかるに、現在流通している多種多様な意味を含む「デジタルアーカイブズ」という言葉において唯一確実なことは、それがデジタル情報技術を用いている、という点にある。したがって、わたしたちはまず、アーカイブズと「デジタルアーカイブズ」の関係を考える第一歩として、アーカイブズとデジタル情報技術の関係を問うことに取り組もうと思う。時を経て物理的形態や構造が損なわれたり、記録作成の文脈が失われたりした過去の記録と資料は、デジタル情報技術を用いることによって、本来の姿の復元が可能となり、かつては想像もできなかったほど幅広いユーザーによる利用も可能となりつつある。

今次の日本アーカイブズ学会研究集会では以上のような観点から、アーカイブズの研究と利用にデジタル情報技術を活用している事例を報告していただき、デジタル情報技術がアーカイブズにもたらす可能性と、現時点における課題を考えていきたい。

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コメント

ランガナタンによる図書館の五原則のようなものを、必要としているのかもしれません。
また、狭義のデジタルアーカイブスと広義のデジタルアーカイブスもあるように感じています。デジタルアーカイブスが、フィジカルなアーカイブスを置換するものなのか、それともフィジカルを補完するものなのか...という基本的な取り組みへの考え方もあるのではないでしょうか。

デジタルアーカイブについて考えるには、ボーンデジタルなのか、デジタライズしたのか、という視点も必要です。また対象が記録なのか否か、という点も検討しなくてはなりません。言葉が一人歩きしてしまっている状況ではあるようです。

アーカイブズはアーカイブの複数のことなのか、アーカイブがたくさん集まるとアーカイブズになるのか、、、。それとも同じことを言い癖とか訛で人によって違うのか。このあたり整理してほしいなぁ。

英語ではarchivesと複数形で使うのが通例です。archiveと言うと、動詞になることが多いようです。

archivesを日本語で言うときに「アーカイブズ」という人と「アーカイブ」と言う人とがいるようです。「アーカイブス」は造語で、これはカタカナですけど日本語です。

一番問題なのは、相当する日本語がないことでしょうね。

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