アーカイブズ

2009.10.02

エリック・ケテラール氏公開講演会

学習院大学大学院アーカイブズ学専攻講演会・入試説明会
  日時:2009年10月24日(土)
  会場:学習院大学南3号館201教室(山手線目白駅下車)
     入試説明会 13:30 ~ 14:30
     講演会   15:00 ~ 17:00
      講演者  エリック・ケテラール教授
            (アムステルダム大学名誉教授・元オランダ国立公文書館長)
      講演題目 「記録のパフォーマティヴ・パワー」(通訳付き)

2009.05.03

アーカイブズが広がる ―札幌市の公文書館構想―      鈴江英一

アーカイブズが広がる ―札幌市の公文書館構想―      鈴江英一
 〝アーカイブズ〟(archives)をどのように訳すか。これまでは文書館(もんじょかん・ぶんしょかん)・公文書館と訳してきた。ところが近年、日本語に訳さずアーカイブズとそのまま名乗るところが増えてきた。NHKアーカイブズなどは、ずいぶん知られるようになった。もっともなにやら古いものをしまっておく所のように理解されてもいる。ともあれいまや〝アーカイブズ〟が、文書館界を超えて普及し、市民権を得ているようだ。
 ただ、本来のアーカイブズは、古文書の収蔵施設というのではなく、官公庁、会社、団体、学校などの組織が自らの記録を保存し、活動の軌跡を検証することが出来るようにする施設である。地方自治体で言えば、自治体行政の記録(紙に書かれた決裁文書とは限らない、自治体活動の痕跡はすべて)を所定の保存年限を越えても、行政の過程をふり返ることが出来るように体系的に選別し永久に保存する、それがアーカイブズ(記録)であり、保存する場所がアーカイブズ(施設)である。
 いま道内では、北海道立文書館に次いで、二館目のアーカイブズを札幌市が計画している。札幌市では二〇〇四年四月に公文書館設置に向けて、「歴史的公文書等の保存・活用に関する基礎調査結果報告書」を公にしていたが、二〇〇八年十月から「札幌市公文書館基本構想検討委員会」(委員長大濱徹也国立公文書館特別参与、筑波大学名誉教授)を設け、すでに五回の検討委員会と三回の市民利用会議を重ねている。
 この検討委員会の議論は逐一、公開されているが、これまでの検討では、公文書を単に歴史的価値からではなく、(一)「効率的で公正かつ透明性の高い行政運営を確保する」目的で、また(二)「市民自治の推進」を図るための情報提供の役割を担うものとして、(三)市民が「「札幌」を知る」上で重要な資料として保存する、またそのための施設として公文書館の設置を構想している。
 構想案はこれからさらに練られる段階であり、構想が実現するまでには紆余曲折があることは免れないと思うが、これからは市民や議会の関心が計画を強固にする上で欠かせない。札幌市長が自らの口で、アーカイブズの意義と必要性を語ってほしいと願っている。
 目下、国会では福田内閣の置きみやげである「公文書管理法案」が審議されている。公文書を国民・市民のために保存するという、公文書保存と保存する公文書館の、いわば基本法である。地方自治体もこの法律に則るように規定されている。これに国立公文書館も重要な役割が予定されている。
 道も市町村も、市政を検証する記録に向き合うことが無ければ、どうして今日の困難、たとえば巨額の財政赤字で財政再建団体となった某市の事情を解明できようか。解明できなければ、未来に向かって確かなことは言えないはずである。地方自治体にとってアーカイブズの保存とそれを行うアーカイブズは、贅沢品ではない。自治体運営の必需品である。道内でもさらに第三のアーカイブズ構想を期待したい。先行の文書館・公文書館は、後続の範となり、モデルであってほしいと思う。 (札幌市公文書館基本構想検討委員会副委員長)

2009.04.24

鈴江英一氏の北海道新聞投稿

[北海道新聞朝刊「私の発言」投稿。二〇〇九・四・二十朝刊五面掲載。掲載文に修正
済み]
文化施設に市民評価必要
          元国文学研究資料館史料館長 鈴江英一
 
 道が二月、業務一元化のため「業務の集約・一元化検討チーム」 を発足させたとい
う。検討の詳細は明らかではないが、「道庁はつぶれる」というかけ声の下、文化施
設が機能を果たせなくなるような、人員と予算の一層の削減が行われるのではないか
と心配する。
 道のある施設は三年前、財政危機の名目で規模を半減され、予算が細るばかりとい
う。行政内部の論理でいくと文化施設の人員と予算は容易に削りやすいようだ。しか
し、利用者の市民、道民の側からすると別の評価があるのではないか。その施設が本
来の使命を果たしているか、仮に使命を果たしていないとすれば何が原因か、行政と
利用者が対等の立場で評価する場があってもよい。
 そう思って、その施設についても二、三の有志とともに、市民側の評価の可能性に
ついて話し合った。勝手連的に手弁当で評価を行ってよいのだが、そのような評価を
行政が受け入れてほしいものである。
 市民評価を話し合ったその日、三月十日付の北海道新聞夕刊に道立近代美術館が、
「評価システム導入準備着々」という自己点検の記事が載っていた。「外部評価」と
いう偶然の一致に驚いたが、美術館界では、評価システムの蓄積があると知った。道
には美術館のほか文書館や博物館、図書館、資料館がある。それら施設は、利用者側
の市民評価に自らをさらしてもよいのではないか。市民の自発的意思が尊重される、
それが地方自治の本旨であろう。(札幌)

2009.03.20

ケルン市歴史アーカイブズ救助の署名

ケルン市歴史アーカイブズ
支援のための署名を下記のサイトで受け付けています。

http://groups.google.co.jp/group/japanese-solidarity-for-cologne-historical-archive

2008.11.18

札幌市市民委員の募集

<公文書館基本構想検討委員会・市民利用会議>
 重要な価値がある市の文書を保存・公開する公文書館の在り方を検討します。
任期来年1月~3月。
[対象]3回程度の会議に参加でjきる18歳以上(高校生を除く)の方5人。
[申請]11月10日(月)から市役所2階市政刊行物コーナー、区役所などで配布する応募
用紙を12月1日(月)(必着)までに持参、送付、Fax、E(ファックス、e-mailによ る申し込み可の意味)。
選考あり。
[詳細]総務局総務課Tel011-211-2162
http://www.city.sapporo.jp/somu/koho-shi/all/200811_30.pdf

2008.07.31

学習院大学大学院アーカイブズ学専攻の助教公募

詳しくは専攻ホームページをご覧下さい。
http://www.gakushuin.ac.jp/univ/g-hum/arch/index.html

2008.06.03

「国際アーカイブズの日」

6月9日が「国際アーカイブズの日」となったことが、国立公文書館のサイトに掲載されています。
http://www.archives.go.jp/

全史料協の要望書「文書管理法(仮称)制定に向けての要望について」

全史料協(全国歴史資料保存利用機関連絡協議会)は2008年5月12日、上川公文書管理担当大臣宛てに標記の要望書を提出しました。
その全文が、全史料協のサイトに掲載されています。
http://www.jsai.jp/file/20080527.html
要望書では、以下の4点の実現を求めています。
・文書管理に関する法の制定と施策の確立
・アーカイブズを保護する基本法の制定と施策の確立
・アーカイブズの保存利用機関設置促進の法的整備と施策の確立
・専門職員の養成及び資格認定制度の確立

2006.02.20

「文書館・史料館めぐり」

「日本のアーキビスト」で「文書館・史料館めぐり」の検索ができるようにした。雑誌『日本歴史』に連載されている記事の書誌をデータベース化したものだ。

入力していて、改めて「もう10年も続いているのか」と思った。長い連載だ。連載の間に、名称の変わった所、統合された所などが出てきている。変更後の名称でも検索できるようにした方がいいのかも知れないが、そこまではやっていない。

TCARDというソフトが、検索CGIを出力できるので、やってみたわけだが、なかなか便利だ。もちろん、自作CGIが使えるサイトでないと駄目なの、一応の制限があることにはなる。

自分で検索して喜んでいるのだが、さて、次はどのようなデータベースを作ってみようかな、とも思っている。

URIはhttp://www.archivists.com/kensaku/search.htmlだ。

2005.11.15

戦争の記憶とアーカイブズ学

戦後60年記念学術シンポジウム
戦争の記憶とアーカイブズ学-喪われゆく記憶の再生に向けて-

主催:日本アーカイブズ学会
   国文学研究資料館アーカイブズ研究系

日時:2005年12月17日(土) 9:00~17:00
場所:学習院大学 北1号館401教室
   東京都豊島区目白 JR山手線目白駅下車 5分
    http://www.gakushuin.ac.jp/index.html

プログラム
9:00 受付開始
10:00~10:20 開会挨拶  伊井 春樹(人間文化研究機構国文学研究資料館長)
             高埜 利彦(日本アーカイブズ学会会長)
10:20~10:35 趣旨説明 喪われゆく記憶の再生に向けて
        安藤 正人(国文学研究資料館アーカイブズ研究系教授)
10:40~11:10 戦争と支配の記録をめぐる今日的課題
        ─東アジアにおける「歴史認識」の前提─
         加藤 聖文(国文学研究資料館アーカイブズ研究系助手)
11:15~11:45 東南アジア占領と残された記録
        ―記憶の記録化と戦後の課題―
         前川佳遠理(国文学研究資料館アーカイブズ研究系助手)

11:45~13:30 昼食

13:30~14:00 朝鮮における植民地都市に関する記憶の記録化
        金 慶南(国家記録院学術研究士・国文学研究資料館外国人研究員)
14:05~14:35 日本統治期台湾における庶民の記憶
        栗原 純(東京女子大学文理学部教授)
14:40~15:10 戦争記念碑が語る内地と外地の記憶
        檜山 幸夫(中京大学法学部教授)

15:10~15:30 小休憩

15:30~17:00 全体討論

17:30~ 懇親会

事前申込不要、問い合わせは下記まで
加藤聖文 国文学研究資料館アーカイブズ研究系
03-3785-7131(内線608) k.kato@nijl.ac.jp

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重要なテーマを扱ったシンポジウムだ。アーカイブズ学会ならでは、と言うことだろうか。
一見すると、アーカイブズと結びつかないテーマだが、「記憶の動態保存」というのは、
アーカイブズの重要な使命のひとつだ。そこに焦点を当てたシンポジウムと言えそうだ。

盛会であって欲しい。

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